こんにちは。すぱ(@supa_kun_)です。
私が中判フィルムカメラで愛用しているFujifilm GX680II(紹介リンク)
このカメラを使っている人も少なくなっているし、ましてこのカメラをフィールドで使っている人も少なく、貴重なカメラになってきています。
しかし、昨今フィルムの高騰化も進み、どんどんフィルムの種類も少なくなってきました。
このカメラを末永く使っていくにはデジタル化しかないと思い、安易な気持ちでデジタル化しようとした苦労の記録簿です。そして後世への備忘録となれば
所有しているGX680
FUJIFILM GX680 II Professional
AEファインダーまでそろえて、フィルム機として使っていくにはまだまだ元気な奴です。
これをデジタルバックでも買って付ければ容易にデジタル化すると思っていました。この時は。。。
デジタルバック購入 PHASEONE P30
中判デジタルバックの価格は高いので簡単には買えないとひるんでいたのですが、ふと八百富さんで安価に出ているのを見て即決で買ってしまいました
画像は(こちら)から参照
HASSEL Hタイプのデジタルバックだったので、HASSEL Hタイプのアダプタを探しました
GX680 Hassel Hタイプアダプタ
このアダプタはHasselタイプとマミヤタイプのものがヤフオクで定期的に出品されています。ただこのアダプタが結構高い。。。(2024年時点で5万円前後)
接点ケーブル
さあ、あとはシャッターに連動させるためのケーブルを買って完成
と思ってました。。。
さあ、全部つないでテスト撮影しようと思ったら、、、、シャッターが切れない。。。。
GX680 GX680IIではデジタル化ができない
実はGX680シリーズには本体とフィルムマガジンとの間に電気接点を持っており、本体からの電子データをやり取りしているカメラでした。そのため、きちんと接点がつながっていないと、本体がフィルムマガジンが装着されていないと判断してシャッターが切れない仕様となっています。
今回購入したデジタルアダプタにはそのような接点が存在せず、この段階でGX680IIをデジタル化することに詰んでしまいました。
GX680IIIS購入
ここまで購入したからには簡単に諦められなかったので、いろいろ調べた結果GX680IIIとGX680IIISは多重露光モードで接点なくてもシャッターが切れることがわかり、もう予算度外視でGX680IIISを購入してしまいました
接点ケーブルだけではデジタルバックに連動しない
多くのデジタル化ではストロボ接点とデジタルバックとをケーブルでつないでシャッターに連動させる方式が多いのですがGX680では連動しませんでした。
またここで詰んでしまいました。この時点でGX680IIを購入した2倍費用が掛かっています。
さらにいろいろ調べるとシャッタ連動ユニットなる非公式なものが作られているのを知って、いろいろ探し回りました。しかし国内で見つけることができません
GX680シャッター連動ユニット KaptureGroup Fuji GX680 PhaseOne Adapter
最後はeBayで出品されているのを見つけて購入
これで約8万円強かかりました。そしてデジタルバックへの変換ケーブル約2.5万円
この2つで10万円です。。。。。( ゚Д゚)
ただ、これで終わりではありませんでした(泣
旧型で正しく連動しない
ようやくシャッターに対して写真が写るようになったのですが、2回シャッターを切らないと写らないうえに、紫がかった写真になってしまいました。
この原因を調べているとシャッタ速度が正しく連動できていないようでした。
もうあきらめていたところに最後に奇跡が
KaptureGroup Fuji GX680 PhaseOne Adapter 新型を発見
もう奇跡としか言いようがないのですがもう1台出品されているのを見つけてゲット
あとこの時にシャッターレリーズまで付いていました
のちにシャッターレリーズはつけてもつけなくても撮れる(ユニットのシャッターボタンで撮れる)ことがわかったのですが、三脚に据えて撮るときにはレリーズは便利なので手に入れられてよかったです。
ようやくこれでデジタル化完成しました。
元々GX680IIとレンズ4本で8万円くらいで手に入れたのが、今回GX680IIISも買っているのもあってデジタル化に20万円以上かかってしまいました。。。。まあ、それでも撮れた写真を見て満足しているので投資した分大切に使っていこうと思います
作例
GX680IIIS EBC FUJINON GX 80mm F5.6 PHASEONE P30
まとめ
これからもGX680II GX680IIIS フィルムとデジタルとで使っていこうと思います。
後世の記録となれば。
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