コンパクトでカリッと写る Voigtlander VF101とZEISS IKON S310

Review

こんにちは。すぱ(@supa_kun_です。

コンパクトなフィルムカメラを探していろいろ試していたのですが、ようやくいいカメラを見つけて購入しました。

今回はそのカメラを紹介したいと思います。

Voigtlander(フォクトレンダー) VF101

スペックを見てみましょう

  • 型式:35ミリ用コンパクトAEカメラ
  • レンズ:カラースコパー40mm/f2.8
  • AE機構:絞り優先オート
  • シャッター速度:4~1/500秒
  • 焦点:二重像合致式
  • フィルム感度対応範囲:ASA25~400・DIN15~27
  • サイズ:横102×高さ73mm
  • 重量:約450g
  • 発売:1974年

40年以上前に作られた連動距離計内蔵で二重像合致方式、絞り優先付きコンパクトカメラです。実はこのフォクトレンダーVF101はもともとZEISS IKON S312というブランドで売られていたカメラでした。(後述で紹介するZEISS IKON S310の兄弟機)

ZEISSがカメラ部門をローライに売却してローライが自社ブランドVoigtlanderにして売ったカメラです。ZEISSから変わった点は天板の電池チェック灯が省略された、ブラックモデルが追加された、レンズのブランドCarlZeiss TessarからVoigtlander COLOR-SKOPARに変更になった、シャッター速度が8~1/500秒から4~1/500秒に変更された等ほぼ中身は変わらない小さな変更のみでした。

小型化にこだわった為、フィルム交換時にはケースが丸ごと取れる方式を採用しています。

電池室がフィルム巻き上げ筒の内側に作られていて、いかにコンパクトに作ろうか苦労の跡が見えます。ただこのカメラ水銀電池が4つも必要で結構電量が必要なカメラでもあります。(水銀電池は現在ないので代替電池を使います)

ZEISS IKON S310

先に紹介したVoigtlander VF101(ZEISS IKON S312)の兄弟機です。違いはこちらのカメラは二重像合致ではなく目測式となっています。

実はZEISS IKON S312と勘違いして買ってしまったカメラです。そのためVoigtlander VF101より先に手元にありました。

天板に電池チェック用ボタンとランプがあります。

フィルム交換方法や電池室はほぼ同じ

大きさはほぼ同じです。レンズの形が少々違う位です。

他のカメラと比較してみると

ハーフカメラで有名なCanon DemiEE-17と比較です。ハーフカメラよりもZEISS IKON S310の方が小さいです。

作例

Voigtlander VF101

ZEISS IKON S310

フィルムは

Voigtlander VF101はFUJIFILM Super X-TRA400とKodak PORTRA160

ZEISS IKON S310は期限切れ FUJIFILM SPERIA100

絞ればカリッとした写り、開放ではそこそこボケるいい写りをするカメラだと思います。

私は目測式カメラはどうしても絞らないときちんと写っていない不安があっていいカメラでも生かせないのでVoigtlander VF101はようやく自分にとって好みのカメラと出会えたような気がします。

コメント