コンパクトでしっかり撮れるローライA110

こんにちは。すぱ（@supa_kun_）です。

先日フィルムカメラをいろいろネットで物色していたところ、ものすごくデザインに惹かれたカメラを見つけました。

そのカメラはよく調べると１１０フィルムを使用するカメラだとわかりました。

１１０フィルムとは

110フィルム（ワンテンフィルム）は、スチル写真用のフィルムの規格である。カートリッジに16mm幅のフィルムが充填されており、画面サイズは13×17mmである。日本ではポケットフィルムなどとも呼ばれる^[1]。1972年（昭和47年）にコダックが導入した規格であり、先行する126フィルムより小さくなったほか、横長のフォーマットとなった。（ウィキペディア（Wikipedia））

ということで通常の35㎜フィルムの約半分の約16㎜幅のフィルムです。（APSフィルムより幅が小さい）

その110フィルムもAPSフィルム同様一時期はすべて生産中止になった為もう期限内のフィルムを使うのは難しくなるのも時間の問題でした。そんな中ロモグラフィーが110フィルムを新たに発売すると報道され、現在に至る雄一の110フィルム販売メーカーとなっています。

長くなりましたが110フィルムまだまだ使えるということで今回見つけたローライA110というカメラについてレビューしたいと思います。

Rollei　A110　（ローライA110）

ローライA110（Rollei A110 、1975年発売） – 1974年のフォトキナで発表された。ボディを左右にスライドさせることによってフィルム巻き上げをする点はローライA26と同様。ブラックとクロームがある。シャッターは4～1/400秒、電子シャッター・プログラムAE。レンズはテッサー23mmF2.8。電池はPX27。（ウィキペディア（Wikipedia））

このカメラも私が生まれてすぐの頃に発売されたカメラ。もう50年近くなるカメラなんですが、デザインと言い写りと言い本当にそんな昔のカメラなの？って驚きます。

カメラを閉じるとこんなにコンパクト。このカメラはレンズカバーの開け閉めで不フィルムの巻き上げ動作も兼ねていて無駄が少なく本当にコンパクトです。レンズが閉じると「TESSAR　1:2.8　f=23mm」という表記がレンズカバーに書かれているのもGood

レンズ下に見えるオレンジ色のものがピント調整のレバー。左右に動かしてピントを調整します（目測式）

ファインダーはブライトフレーム式で上に目測距離とレンズのピントの状態（緑色になっている所）が表示されるのでどの辺のピント位置になっているかわかりやすくなっています。ピントは１ｍ～

背面にはフィルムの確認窓がありフィルムの装着状況と110フィルム背面に表示される現在の枚数表示が確認できるようになっています。上のオレンジボタンがシャッター、ファインダー右横のオレンジ押し込みボタンは左上の電池取り出しボタンになります。

「Made in Germany」の文字が書かれています。

フィルムを装着するところ

フィルム装填すると確認窓から装填状況と現在の撮影枚数が分かるようになっています。

１１０フィルムは３５㎜フィルムと比べて高さが半分しかありません。その分カメラもコンパクトに作れます。ロモグラフィーの１１０標準フィルムはISO２００で、このカメラISO64-100。320-500らしいので正確にはISO対応してないのですが、このカメラの電池はPX-27(5.6ボルト)というもう販売していない電池。代用として変圧アダプター付ける方法もあるのですが、ISO200フィルム装着して1段オーバーになっている所、SR44電池4個（６ボルト）でやや電圧高くして露出アンダー気味にして調整した使い方をしてみてます。