こんにちは。すぱ(@supa_kun_)です。
緊急事態宣言も明け、しばらく様子見をしながら過ごしておりました。
その間に新しいレンズをお迎えしたため、レビューを兼ねてテスト撮影を周りに気を付けながら行ってきました。
SIGMA APO ZOOM 50-200mm F3.5-4.5
この一見キヤノンの白レンズかと思わせるようなレンズ。
シグマが低分散ガラスを導入した当初のAPOレンズで、低分散ガラスを2枚使用し望遠レンズで出がちな色収差を徹底補正したプロ仕様の4倍ズーム。
プロ仕様と謳われていただけあって前玉は回転せず最近では少なくなった直進ズーム方式のズームレンズです。
標準でフードも一応ついております。
F2.8ズームとは違うので口径も62㎜と控えめ。ただAFは付いていないがプラではなく金属筐体のため820gもあるので結構ずっしりと来ます。
AFコンバーターLM-EA7を使用するとこんな感じで結構長くなります。
SIGMA APO ZOOM 50-200mm F3.5-4.5 作例
最近では200㎜ズームというと70-200㎜が主流で50㎜から始まるものは少ないかと思います。逆に標準レンズと言われる50㎜から200㎜までしっかり絵が写るならこれはお得なズームレンズではないかと期待して、大阪駅でテスト撮影してみました。
同じ場所から50㎜で撮影したものと200㎜で撮影したものを比較。絞って撮影してみましたが手振れだけ気を付ければしっかりとした絵が撮れると思います。
直進ズームなので簡単に寄せれるという感じです。ただし最短距離1.6mもあるのでマクロ的な撮影は難しいものとなります。
列車の部分を拡大して切り抜いてみましたが文字も読み取れます。解像度もマクロプラナーほどではないがしっかり解像した絵になってると思います。
次にいろいろ比較を。
1.ボケ比較
1)50㎜
50㎜では開放であってもF3.5かつ最短距離1.6mなのであまり背景はボケません。
しかしF8まで絞ればしっかりとした写りになります。
2)200㎜
200㎜だと最短距離1.6mでも圧縮効果で結構ボケます。
また開放ではまあまあな玉ボケ。絞り羽8枚なのでF8でしっかり八角形の形が出ています。
2.画角比較
1)50㎜
2)80㎜
3)135㎜
4)200㎜
3.逆光体制 (2020.6.8追記)
逆光に対してはどのような感じなのかも撮ってみました。
ゴーストがしっかり出ます。フードを出していてもフード自体が短いので逆光ではゴーストが出やすいレンズだと思います。
作例
まとめ
1984~5年ごろに発売されたこのレンズ。当時は94,000円という高額なレンズでした。
また仕様が仕様だけに超大量生産され他レンズでもないのでなかなかお目にかかれないレンズを1桁下の価格で手に入れられるというのはもうそういう時代のレンズだったのかと思ってました。
見た目だけでもすごいレンズ風でそこそこ撮れればラッキーくらいに思っていましたが、結構撮れるとわかったので、今後も少し望遠取りたいときには持っていこうかと思います。あとは重さだけもう少し軽ければよかったのですがプラスチックじゃない金属筐体だと仕方がない所です。
ヤフオクでは5000円前後で手に入れられる(出品されていれば)このレンズ一度お試しあれ。
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